日本最大級のクラウドソーシングサービス”ランサーズ”が開催するLancer of the Year 2017、「スキルや経験を活かし次世代ワークスタイルのロールモデルとなる個人を表彰する賞」に、グラフィックデザイナー・イラストレーターとしてノミネートされました。
びっくり、自分が一番驚いています^ ^
ノミネートのご報告と同時に仕事のあり方についてちょっと真面目に書いてみます。
自分なりの働き方を模索して出会ったクラウドソーシング
私はフリーランスデザイナー・イラストレーターとして活動しながら、休みの日は目一杯、趣味のスノーボードや釣りをして自然と触れ合っています。知人からは「本当に仕事してる?」なんて突っ込まれることもありますが、出先には必ず仕事道具を持参して宿や車の中でも仕事をしています。インターネットを活用し、より自分らしい仕事のあり方を模索しています。
クリエイターの発想の種は、凝り固まっていない柔軟な脳で居続けること、仕事が「好き」をキープし続けることだと考えています。寝食を忘れて仕事に没頭できる人の成長スピードに勝るものは無い、と思うからです。
20代半ば、好きで始めたはずの仕事が嫌いでした。毎日サービス残業で数時間寝るために家に帰るような生活。時には会社に寝泊まり。趣味の釣りやスノーボードも6年間ほとんどやりませんでした。仕事も面倒くさいことを避け、より楽に、工数を下げて提案できる方法をいつも考えていました。今想えば、仕事が嫌いになって当然。面倒くさいことを避けるから成長できなくて当然でした。
独立後も大差ない生活が続きましたが、2015年半ばから、従来の直接の受注に加えて、Lancersをはじめとするクラウドサービスや自身のホームページを介して全国から受注するようになりました。半信半疑で始めましたが、1年半ほど続けてみて、顔を合わさないネット上のやり取りであっても、しっかりと信頼関係を構築できるプラットフォームが存在するという認識に大きく変わりました。
短時間で集中して作業し、空いた時間を趣味に費やしたり、読書やセミナーに参加するインプットの時間を得ることができました。学生時代、染色の伝統工芸技法を用いて作品制作しており、美しい形や色は自然から学ぶものであると自然と触れ合うことの大切さを学びました。トレンドに敏感でいることも大事な職業なので拠点は名古屋中心部に置き、休みの日に全国の山や海に出かけてインスピレーションを得ています。
また、以前は名古屋からの依頼がほとんどでしたが、全国各地から沢山のご縁をいただけるようになり視野が広がりました。
Lancer of the year 2017のノミネートを受けてみようと思った理由
2016年も労働環境の問題が大きなニュースとして取り上げられました。実際に同業者で忙しさのあまり豊かな才能の芽を潰してしまう光景を目にしたこともあります。多様な働き方が広まるきっかけとして自分が何かできることがあるかもしれないとノミネートを受けてみることにしました。あくまでノミネートであり、何十万人の先輩デザイナーやライターさん達が在籍する中で私が賞をいただけるかはわかりませんし、職業や人によっても考え方は異なると思うのですが、どんな仕事でも「好き」で居続ける工夫をすることが何より大切であり、それが可能な時代に近づいていると思うのです。
こんな便利なサービスがより発展し、仕事が好きな人が増え、過去の私のような先が見えないクリエイターに一人でも多くスポットライトが当たることを願います。
2017年も「好き」を強みにした仕事で、よりクールなサービスを目指してクライアントさまの販促の悩みをワクワクに変えていきたいと思います。最後まで読んでくれた方、ありがとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いします♬